ここではご相談者様からいただいた声を掲載させていただいております。

ご興味がありましたら是非ご覧いただければ幸いです。
 

 

問題や障害は、ある日突然やってくる。そして大抵の場合、それらに対する準備はなされていない。2008年に入ってすぐの頃、私は大問題にぶつかった。

 

遺産相続・・・誰もがいつかは遭遇する可能性の高い事案。Googleで検索すれば他者のケースや予備知識、関連する法令、税法に関する情報はいくらでもヒットする。だから私は軽く考えていた。

 

実は私自身は相続人ではない。相続権を有する当事者は母である。初期の認知症で記憶障害がではじめていた母は母の実弟から、ある日突然、自署と実印の押捺

を迫られたのだ。どうやらもう一人いた弟が亡くなったらしい。身寄りがなかったから母も法定相続人という立場になったのだ。

 

私は焦った。ググッた手続きと違う。他者のケースともあてはまらない。とりあえずこんなに一方的な要求に応じていいはずはない。自分の中のモノサシだけで判断した。母の実弟（私から見ると叔父）は大声をだして押捺をせまったが、その場は押捺を拒否することにした。

 

ネットで得た情報には分割協議が必要だとある。しかし、叔父は必要ないと言う。

挙句の果てに、お前には相続権が無いのに口を出すな！と怒られる始末（苦笑）。

そもそも私は母の代理なのだろうか？何も分からない無知な自分が明確になった。

 

そうなったときにかつて親父が言っていた言葉を思い出した。「自分ができない事を成すには２通りの方法がある。自分で修行し克服するか、できる人に頼めばいい。」

修行が嫌いな私は、すぐにできる人を探すためググりました（笑）

 

住所と弁護士というキーで検索すると、すぐに候補が見つかった。近所に意外に多くの法律事務所があることに少し驚いた。しかし大勢の中から誰に頼めばいいのか？

 

決め手になったのはＷｅｂサイトがあったこと。確かリストの一番上にありました。

かつて私はＷｅｂデザイナーだった。どんな商売をしてる人でも、自ら顧客側に売り込む気概や積極性がないと、一度開設してしまうと更新という手間を伴うＷｅｂサイトに予算を割きません。どうせなら、コミュニケーションや情報発信に投資できる感性を持っている弁護士さんがいいや、ってことで松平先生を選んだのです。（すごく安易と言えば安易ですが・・・）

 

早速、松平先生に相談に行きました。まず、会ってびっくりしたのは若かったこと。

内心、うちの叔父とやり合って大丈夫か？と少し不安になりました（汗）

しかし、相談してみると、とっ散らかっているこちらの論点を整理しながら状況を理解し、問題点の指摘や提案をしてくださる、とても頼もしい人でした。

 

松平先生に正式に依頼をしてからは、急速かつ円滑に話が進むようになりました。

そして結果は予想以上に母の権利を尊重した内容で妥結することができました。断言できることは、私や母ではこのような結果には絶対にならなかったことです。

 

ＴＶドラマなどで弁護士というと専門知識で武装したドライな知略家というイメージがありましたが、実際に依頼してみると、最悪に近い結果を、予想以上に良い結果に底上げするために、記録をとりながらコツコツと交渉と実務を積み上げてゆく仕事なんだな、と感じました。

 

松平先生にはとても感謝しています。（スタバのコーヒー借りてます（汗））

 

そして、ありし日の親父の含蓄ある言葉にも・・・。

遺留分減殺請求案件・被請求者