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相続開始から約10年解決しなかった遺産分割を、受任後約1年2か月で円満解決に導いた事例
相手方 |
相続財産 |
手続き |
兄 |
不動産、預貯金、株 |
調停 |
【事案】
依頼者は、母親の相続に関し、兄と遺産分割の協議を続けていました。当事務所に相談した時点で、相続開始からかなりの年月が経過していました。主な争点は、不動産の評価額や、不動産の果実である賃料の分配などで、決して多くはなかったのですが、兄との感情のもつれから、なかなか解決せずにいました。
【解決】
受任後、争点を整理して相手の代理人弁護士に書面を送りました。それに対する回答の時期や内容を見ていると、回答が遅かったり、争点を明確に捉えていなかったり、具体的金額を挙げなかったり、というやり方が見えてきて、相手に代理人がついていながら異常に長い間解決しなかった理由が見えてきました。そこで、依頼者に、早期に調停を申し立てることを提案し、調停になりました。調停でも、感情的な対立から、必要以上に時間がかかった面はありましたが、当方から、具体的金額を示して問題点を整理する書面を提出するなどした結果、解決に至りました。